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臨床報告・2
フルコナゾール直接注入が奏効した術後腹腔内膿瘍の1例
著者: 津田倫樹1 宇都宮勝之1 小林秀紀1 渡邉千之1
所属機関: 1自衛隊中央病院外科
ページ範囲:P.837 - P.838
文献購入ページに移動消化器外科領域における深在性真菌症は,担癌患者などのimmunocompromised hostにおける術後感染症として近年益々重要な問題となっている1).その1つとして術後腹腔内膿瘍があり,しばしばその治療に難渋する場合がある.今回筆者らは胃切除後に発生した真菌細菌混合性腹腔内膿瘍に対し,ドレーンよりフルコナゾール(以下,FLCZ)を直接注入して奏効した1例を経験したので報告する.
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