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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻7号

1999年07月発行

文献概要

特集 膵臓外科に対するチャレンジ:切離・吻合の工夫 吻合

膵腸吻合:膵液完全ドレナージ法

著者: 高橋伸1 相浦浩一1 星本相淳1 鈴木慶一1 早津成夫1 斉藤淳一1 北島政樹1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部外科

ページ範囲:P.885 - P.890

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 われわれが行っている,膵空腸吻合における節付きチューブを用いた膵液完全ドレナージ法における,膵切離,膵管の処理と空腸吻合について手術手技を中心に述べた.さらに,腹腔ドレーンの入れ方,膵液漏となったときの治療法についても言及した.膵液完全ドレナージ法の成績を膵管粘膜吻合法と比較し,早期合併症として膵液漏,腹腔内出血の発生頻度,晩期合併症として膵萎縮と,インシュリンを必要とする糖尿病の発生頻度について検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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