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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻7号

1999年07月発行

外科医に必要な整形外科common diseaseの知識・2

脱臼

著者: 青木光広1

所属機関: 1札幌医科大学医学部整形外科

ページ範囲:P.926 - P.927

文献概要

脱臼の概念1,3)
 脱臼とは一般に関節の外傷性脱臼(dislocationof joint)のことを意味している.関節包の裂傷部から相対する関節面のどちらか一方(一般に骨頭)が関節包外に脱出し,関節面が正常の位置関係を失うものを指す.相対する関節面で一部でも接触を保つ場合には亜脱臼(subluxation)という.
 脱臼は捻挫を引き起こす力以上の外力が加わり,関節に正常な可動範囲を越えた運動が強制された場合に発症する.通常は関節を制動する役割を担っている骨突起,関節臼蓋縁がてこの支点となって骨頭が関節裂隙から逸脱する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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