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手術手技
骨盤内臓器全摘術後の尿路変向術としてのneobladder(Studer変法)
著者: 山本俊二1 山中望2 前田敏樹1 内田靖之1 矢部慎一1 中野正人1 坂野茂1 山田裕二2 武中篤2 山本正之1
所属機関: 1神鋼病院外科 2神鋼病院泌尿器科
ページ範囲:P.945 - P.949
文献購入ページに移動尿路系臓器に浸潤した進行直腸癌に対する骨盤内臓器全摘術後1)の尿路変向術としては,回腸導管造設術や一側尿管皮膚瘻術などの失禁型尿路変向術が行われているが2),人工肛門とのdoublestomasとなり,患者のquality of life(QOL)は著しく低下する.
一方,膀胱癌においては膀胱全摘術後に,尿道からの自然排尿が可能なneobladderが作製され,安定した成績が報告されている3).今回,骨盤内臓器全摘術後の尿路変向術としてStuder変法4)による膀胱再建術を施行した直腸癌症例を経験したので報告する.
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