icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻8号

1999年08月発行

カラーグラフ 消化器の機能温存・再建手術・12

噴門側胃切除後回盲部上行結腸間置法

著者: 坂本隆1 斎藤光和1 榊原年宏1 斎藤文良1 五箇猛一1 塚田一博1

所属機関: 1富山医科薬科大学第2外科

ページ範囲:P.985 - P.989

文献概要

はじめに
 胃全摘あるいは噴門側胃切除が行われた場合には,噴門の逆流防止機構や胃体部の食物貯留能が失われ,胃切除術後後遺症として患者はしばしば逆流症状や無胃ないし小胃症状に悩まされることとなる.これに対し,数多くの再建方法が考案され,報告されてきたが,それぞれ一長一短があり,未だ決定的な方法がないのが現実である.
 胃全摘あるいは噴門側胃切除術後の再建方法に関する研究においては,逆流に対する対策とともに代用胃の作製が注目の的となっている.代用胃としては最近の自動縫合器および自動吻合器の発達,普及に伴って,空腸を用いたpouch形成術を試みている施設が多いと考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら