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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻8号

1999年08月発行

特集 3D画像診断の肝胆膵手術への応用

肝・胆道外科における術中3DUSの応用

著者: 島津元秀1 若林剛1 田辺稔1 橋本浩2 北島政樹1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部外科 2GE横河メディカルシステム技術開発センター

ページ範囲:P.1005 - P.1009

文献概要

 肝臓外科における術中超音波検査は肝腫瘍の局在ならびに肝内脈管の走行を把握し,肝切除術を安全,正確かつ系統的に行うために必須の検査である.また胆道外科とくに肝門部胆管癌,胆嚢癌の手術においても進展度診断に有用であり,肝切除範囲,胆管切離部位の確認に用いられている.しかしながら熟練した検者以外には理解しにくく,画像の客観的評価や立体的把握が困難な場合がある.
 3D超音波画像(3DUS)はその欠点を軽減し,肝・胆道手術において腫瘍と脈管系の立体構築をリアルタイムに客観的に把握し,適切な脈管処理,surgical marginの確保を行うために有用な術中検査である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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