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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻8号

1999年08月発行

特集 3D画像診断の肝胆膵手術への応用

胆道癌における術前画像診断としての3D-CTの有用性

著者: 鈴木正徳1 海野倫明1 遠藤公人1 片寄友1 児玉英鎌1 柿田徹也1 藤原耕1 松野正紀1

所属機関: 1東北大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1023 - P.1029

文献概要

 Helical CT技術とcomputer graphics技術の発達により,肝胆道系臓器における各種脈管の3D imagingは格段の進歩をみせており,分単位という短時間で画面上に多種類の構造物の同時描出も可能となった.さらにリアルタイムに画像を回転させることにより,腫瘍の存在範囲や血管浸潤範囲も把握しやすくなっている.術前に3D imageを作製した上で肝内脈管の分岐形態や腫瘍の浸潤範囲を詳細に検討し,血管と胆管の切離部位を決定することも可能な状況である.今後,手術に対する術前simulationのtoolとしての需要はさらに高まり,近い将来,手術のnavigationにも応用される形に発展していくものと思われる

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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