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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻8号

1999年08月発行

消化器疾患の総合画像診断

膵頭部癌の術前進展度診断

著者: 今泉俊秀1 原田信比古1 羽鳥隆1 福田晃1 高崎健1

所属機関: 1東京女子医科大学消化器外科

ページ範囲:P.1049 - P.1053

文献概要

はじめに
 膵癌の切除率は後腹膜神経叢郭清や主要血管合併切除,広範リンパ節郭清などいわゆる拡大手術の導入によって向上したものの,生存率の向上には直結していないのが現状である.膵癌は切除しえても根治度AまたはBすなわち治癒切除が得られなければ,非切除症例とほぼ同等の転帰をたどることが知られている1).したがって,膵癌の外科治療においては術前に画像診断を駆使して進展度診断を正確に行い,手術の適応を決定することが重要である.本稿では浸潤性膵管癌の術前画像診断の進め方について,症例を供覧しつつ述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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