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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻9号

1999年09月発行

特集 在宅栄養療法の標準管理

在宅栄養療法の医療経済と保険算定

著者: 碓井貞仁1

所属機関: 1東邦大学医学部外科学第3講座

ページ範囲:P.1125 - P.1129

文献概要

 在宅栄養療法は適応の拡大,企業や看護ステーションの努力などが相俟って年々症例が増加している.この傾向は介護保険制度の導入に伴い,ますます拍車がかかるものと予想される.一方,在宅療法を可能にするためには栄養以外の処置が不要であること,患者や家族が希望し操作手技のできる介護者がいることが要求される.経済面からみると保険適用は徐々に拡大されているが,現状では在宅栄養療法は患者,家族の経済的負担の上に成り立っているといっても過言ではない.患者の社会復帰,QOLの向上のためには経済的諸問題を少しずつでも解決していくことが強く望まれるところである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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