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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻9号

1999年09月発行

特集 在宅栄養療法の標準管理

在宅経腸栄養法のメリット・デメリット

著者: 岩佐幹恵1 岩佐正人1 小越章平2

所属機関: 1高知医科大学第2外科 2高知医科大学

ページ範囲:P.1141 - P.1144

文献概要

 在宅経腸栄養法(home enteral nutrition:HEN)は,炎症性腸疾患などの消化器疾患をのみならず脳血管障害などにより嚥下障害や経口摂取が十分にできず,なんらかの栄養補給が必要な患者に対して,在宅栄養管理の可能な場合に行われている.このなかには,在宅成分栄養経管栄養法の適応外疾患や,経腸栄養剤のなかには保険適用外のものもあり,HENが必要であるにもかかわらず,保険が適用されず,患者の経済的負担となっている場合もある.また,HENのサポートシステムが整備されていないために,合併症に対する患者,家族の不安やストレスが潜在している.ここでは,HENの概略を述べ,メリット・デメリットについて言及する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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