文献詳細
特集 在宅栄養療法の標準管理
文献概要
経腸栄養法は紀元前にエジプトやギリシャにおいてすでに行われていた.経腸栄養法が医療の場に本格的に導入されたのは比較的新しく,近年になってからのことである.1970年代に宇宙食として開発されたアミノ酸製剤が成分栄養法として利用され,その技術が経腸的な高栄養素の投与を可能にした.それ以来,経腸栄養法は大きく見直され,静脈栄養法と並んで重要な位置を占めるようになった.近年では,種々の改良が加えられた多くの特徴ある経腸栄養剤が開発・市販されており,患者の病態に適した経腸栄養の投与が可能となっている.
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