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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻9号

1999年09月発行

特集 在宅栄養療法の標準管理

在宅静脈栄養法に用いられるカテーテルの挿入と維持

著者: 西正晴1 田代征記1

所属機関: 1徳島大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1169 - P.1173

文献概要

 在宅静脈栄養のカテーテルの留置には鎖骨下静脈穿刺法や外頸静脈切開法などが多く用いられる.静脈穿刺に際しては局所解剖を十分に理解した上で,習熟した手技により,起こりうる合併症を避ける適切なカテーテルの挿入が要求される.Broviac®/Hickman®カテーテルで長期間使用を確保するためには,長い皮下トンネルの作製とカフの確実な皮下埋没が重要である.ポートの埋没にあたっては十分な大きさのポケットを作製し,皮切がポートにかからないようにして逸脱を防ぐなどの工夫が必要である.カテーテルトラブルに対しては,患者・家族に詳細な説明を行い,発生時には可及的早急に受診してもらい処置を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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