文献詳細
臨床研究
大腿ヘルニア嵌頓の臨床的特徴—成人外鼠径ヘルニア嵌頓と比較して
著者: 竹内邦夫1 都築靖1 安藤哲1 小林正則1 萬田緑平1 野内達人1
所属機関: 1利根中央病院外科
ページ範囲:P.1215 - P.1219
文献概要
鼠径部ヘルニアは日常の外科診療上頻度の高い疾患の一つである.一般に大腿ヘルニアは嵌頓することが多く,ヘルニア門が狭いため腸管の絞扼をきたしやすいと言われている1).今回われわれは,大腿ヘルニア嵌頓(以下,大腿ヘルニア)症例の臨床的特徴を明らかにするために成人外鼠径ヘルニア嵌頓(以下外鼠径ヘルニア)症例との比較検討を行った.
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