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臨床報告・1
17歳男子にみられたHirschsprung病の1例
著者: 久保宏幸1 内田恵一1 大井正貴1 畑田剛1 浦田久志1 白石泰三2
所属機関: 1三重大学医学部第2外科 2三重大学医学部第2病理
ページ範囲:P.1235 - P.1238
文献購入ページに移動Hirschsprung病は新生児期および乳児期に発症し,その多くが小児期に外科的治療を受ける疾患である1〜5).しかし稀に,成人期に診断が確定し根治術が施行される例がある6).われわれは,幼少児期より排便障害を呈していたが,緩下剤,浣腸で排便習慣がコントロールされ,17歳時にHir-schsprung病と確定診断され外科的治療を受けた1例を経験したので報告する.
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