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臨床報告・1
Hassab手術後に肝内門脈血流の改善が示唆された肝外門脈閉塞を有する特発性門脈圧亢進症の1例
著者: 馬場秀文13 板野理1 高尾正彦2 伊藤均2 杉浦功一3 石井克巳4
所属機関: 1国家公務員共済組合連合会立川病院外科 2国家公務員共済組合連合会立川病院内科 3日野市立総合病院外科 4北里大学医学部放射線科
ページ範囲:P.1239 - P.1243
文献購入ページに移動特発性門脈圧亢進症(idiopathic portal hyperten-sion以下,IPH)は食道・胃静脈瘤などの門脈圧亢進および脾機能亢進症状を伴う予後良好な疾患である1).われわれは,以前IPHの症例に対してHas-sab手術後に肝内門脈血流量の改善が示唆された症例を報告した2).今回,肝外門脈閉塞を伴っているにも拘わらずHassab手術後に肝内門脈血流の改善が示唆されたIPHの症例を経験したので報告する.
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