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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻1号

2000年01月発行

文献概要

外科医に必要な泌尿器科common diseaseの知識・6

尿管・膀胱結石

著者: 浅野友彦1

所属機関: 1防衛医科大学校泌尿器科

ページ範囲:P.84 - P.85

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概念
 尿路結石には腎・尿管結石などの上部尿路結石,膀胱・尿道結石などの下部尿路結石がある.日本人では約20人に1人が一生のうち1度は尿路結石に罹患するとされており,日常診療でよく遭遇する疾患である.尿路結石の80%以上はカルシウム塩結石であり,そのほか尿酸結石,シスチン結石,リン酸マグネシウム・アンモニウム結石などがある.結石形成の原因として,原発性上皮小体機能亢進症,腎尿細管アシドーシス,海綿腎,特発性過カルシウム尿症,原発性過シュウ酸尿症,高尿酸血症などがあるが,原因診断が確定できるのはまだ一部である.今回のテーマは尿管結石と膀胱結石であるが,両者では症状,診断,治療が全く異なるので,各々項を別にして解説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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