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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻10号

2000年10月発行

文献概要

特集 ベッドサイド基本手技とコツ

胸腔穿刺・胸腔ドレナージ

著者: 杉尾賢二1 北村昌之1 小野原俊博1 長谷川博文1 谷川治1

所属機関: 1九州中央病院外科

ページ範囲:P.1259 - P.1261

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解剖
 胸腔穿刺を行う上で肋間の解剖は重要である.肋間は外肋間筋,内肋間筋,最内肋間筋で構成され,内肋間筋と最内肋間筋の間を肋間動脈,肋間静脈,肋間神経が肋骨内面の下縁(肋間溝)を上から静脈,動脈,神経の順で走っている.さらに肋間動静脈は中腋窩線付近から分枝を出し,下位肋骨の上縁に沿って走っている.つまり,中腋窩線より背側では肋骨下縁を走行しているが,中腋窩線より前方では肋骨上下縁を走行している(図1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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