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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻10号

2000年10月発行

文献概要

臨床報告・1

鼠径ヘルニアが併存したSpigelヘルニアの1例

著者: 三宅敬二郎1 橋本哲明1 三宅俊三1

所属機関: 1財団法人三宅医学研究所附属三宅病院外科

ページ範囲:P.1351 - P.1354

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はじめに
 Spigelヘルニア(以下,本症)は,きわめて稀な疾患であり,術前診断が困難とされている.また,その発症にはSpigel腱膜の解剖学的特徴に加え,加齢などによる組織の脆弱化や肥満などの増悪因子が関与していると考えられている1〜9).今回,筆者らはイレウスで発症し,術前診断しえた1例を経験した.自験例は両側鼠径ヘルニアが併存していたが,検索しえた限り同様な報告例はない.そこで若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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