文献詳細
特集 癌治療のプロトコール—当施設はこうしている
Ⅳ.肝癌治療のプロトコール
癌研究会附属病院・外科
著者: 國土典宏1 関誠1 猪狩功遺2 松原敏樹1 太田博俊1 山口俊晴1 高橋孝1 中島聰總1 武藤徹一郎1
所属機関: 1癌研究会附属病院外科 2癌研究会附属病院内科
ページ範囲:P.124 - P.128
文献概要
肝悪性腫瘍に対する治療として肝切除が最も根治性が高いことは論を俟たないが,腫瘍の占拠部位や肝予備能によって肝切除の可否や切除範囲が規定されてくる.本稿では当施設での肝予備能評価法と肝切除許容範囲の決定法を紹介し,疾患ごとの治療方針について肝細胞癌を中心に述べたい.
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