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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻11号

2000年10月発行

文献概要

特集 癌治療のプロトコール—当施設はこうしている Ⅴ.胆管癌治療のプロトコール

杏林大学医学部・第1外科

著者: 阿部展次1 泉里友文1 徳原真1 羽木裕雄1 森俊幸1 杉山政則1 跡見裕1

所属機関: 1杏林大学医学部第1外科

ページ範囲:P.149 - P.154

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 胆管癌の多くの症例は発見時にはすでに高度進展例であり,これらに拡大手術を行うことで遠隔成績の改善が図られてきた.しかし胆管癌に対する拡大手術は早期合併症の頻度が高く,QOL(quality of life)を損なう場合も少なくない.またその遠隔成績も決して満足すべき結果が得られておらず,手術適応も施設間により異なっているのが現状である.したがって癌の進展度だけでなく,患者の全身状態や予測される予後などを十分考慮したうえで治療方針(手術適応,術式)を決定することが重要である.本稿では,現在教室で行っている胆管癌の治療法について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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