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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻11号

2000年10月発行

文献概要

特集 癌治療のプロトコール—当施設はこうしている Ⅶ.膵癌治療のプロトコール

名古屋大学医学部・第2外科

著者: 竹田伸1 井上総一郎1 金子哲也1 中尾昭公1

所属機関: 1名古屋大学医学部第2外科

ページ範囲:P.215 - P.220

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 近年のめざましい画像診断の進歩にもかかわらず,膵癌の早期発見は容易ではなく,診断時はすでに進行していることがほとんどで,予後は不良である.当科では,膵癌に対して積極的に門脈合併切除を併施した拡大手術を施行し,切除率は63%と向上したが,術後早期に肝再発や局所再発をきたした.そのために拡大手術だけでなく術中照射と術後補助5—FU門脈持続注入化学療法を施行してきた.切除不能膵癌にも除痛によるQOLを考慮し術中照射を施行している.当科での膵癌症例に対する手術適応,術前・術中・術後のプロトコール,さらに術後補助5—FU門脈持続注入化学療法の新しい知見について紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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