icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻11号

2000年10月発行

特集 癌治療のプロトコール—当施設はこうしている

Ⅸ.乳癌治療のプロトコール

国立病院四国がんセンター・外科

著者: 高嶋成光1 青儀健二郎1 大住省三1 河村進2 片岡正明3

所属機関: 1国立病院四国がんセンター外科 2国立病院四国がんセンター形成外科 3国立病院四国がんセンター放射線科

ページ範囲:P.266 - P.274

文献概要

術前診療のプロトコール
 1.術前患者の評価
 乳癌の診療は外科3名,放射線科(治療および診断)2名,形成外科1名,内科腫瘍医(medicaloncologist)1名に数名のレジデントが加わった乳腺グループが担当している.初診患者は外科を受診し,視触診と必要に応じてマンモグラフィを追加してスクリーニングを行う.精密検査は週1回,乳腺グループ全員が参加し,再度の視触診,超音波検査,サーモグラフィを追加して総合診断を行う.
 乳癌確診症例については術式を含めた治療計画を作成し,これを呈示してインフォームドコンセントを得たうえで,入院予約,術前検査を施行する.疑診例は穿刺吸引細胞診,針生検,外来あるいは入院での外科生検を行う(図1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら