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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻11号

2000年10月発行

特集 癌治療のプロトコール—当施設はこうしている

Ⅹ.肺癌治療のプロトコール

千葉大学医学部・呼吸器外科

著者: 藤澤武彦1 斎藤幸雄1 馬場雅行1 飯笹俊彦1 渋谷潔1 鈴木実1 関根康雄1

所属機関: 1千葉大学医学部呼吸器外科

ページ範囲:P.285 - P.291

文献概要

 近年,肺癌の疑いあるいは確定診断のついた状態でわれわれの施設を紹介される患者はさまざまな点で多様性を増している.来院時から各患者に応じた一定のプロトコールに沿った診断治療計画が必要となる.具体的には,集団検診の普及や診断機器の進歩により増加した喀痰細胞診陽性・画像無所見症例や胸部CTで発見された小型病巣症例などに対する診断計画から始まり,高齢化社会に伴って増加した高齢者・低肺機能症例に対する適切な術式の選択,現在でも多数存在する進行期症例に対する拡大手術や補助療法の適応,さらに患者自身の期待する術後のQOLなど,症例ごとに診断治療計画が立案されなければならない.われわれの施設における基本的な方法を概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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