icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻12号

2000年11月発行

特集 胃癌術後のフォローアップ:再発と二次癌対策

胃癌切除後の他臓器癌

著者: 片井均1 佐野武1 笹子三津留1 丸山圭一1

所属機関: 1国立がんセンター中央病院外科

ページ範囲:P.1403 - P.1407

文献概要

 胃癌は治癒率が高いので,術後の二次癌対策は重要である.一般人の罹患率が高い癌は当然,胃癌切除後の二次癌の検診のターゲットとなる.さらに,効率的な検診のためには,胃癌切除後に特有な二次癌の発生部位を知ることは有用である.人年法による解析では口腔・咽頭,結腸・直腸などがその候補であるが,screening effectは否定できない.幸いなことに,これらの部位は通常の再発チェックの検査部位に含まれており,罹患率の高い癌は一般の市民検診の対象とされている.現時点では,術後のフォローアップに二次癌対策としての新たな検診項目を追加する必要はないと考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら