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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻12号

2000年11月発行

特集 胃癌術後のフォローアップ:再発と二次癌対策

二次癌のリスクを示すと考えられる遺伝子変化

著者: 横崎宏1 田原榮一12

所属機関: 1広島大学医学部第一病理 2(財)広島がんセミナー

ページ範囲:P.1415 - P.1420

文献概要

 胃癌切除後の二次癌発生のリスクを示すと考えられる遺伝子変化について,胃癌を含めた多発(多重)癌を形成する家族性腫瘍とその原因遺伝子を概説した.さらに,遺伝的背景のない散発型胃癌のなかでも,ミスマッチ修復系遺伝子のうち,hMLH1のエピジェネティックな不活化によると考えられるマイクロサテライト不安定性高齢者分化型胃癌が多発傾向を有することを示し,生検・手術検体に対するマイクロサテライト解析の意義を述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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