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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻13号

2000年12月発行

特集 超音波ガイド下の穿刺手技

腹腔穿刺・腹腔内膿瘍ドレナージ

著者: 金井歳雄1 高林司1 中川基人1 才川義朗1 川野幸夫1 坂田道生1 関みな子1 杉浦功一1 清水雄介1

所属機関: 1平塚市民病院外科

ページ範囲:P.1541 - P.1546

文献概要

 限局的腹腔内膿瘍や液体貯留は経皮的な超音波ガイド下ドレナージが有効である.CTや超音波検査で穿刺部位,アプローチなど穿刺のイメージを固めてから,19Gエラスター針で超音波画像を見ながら穿刺する.この時,皮膚での抵抗をゼロにすることが針の直進性のために重要である.さらに,硬い“針金ガイドワイヤー(ハナコ)”を用いると,次に行うダイレーターによる拡張,8Fピッグテールカテーテルの留置操作が行いやすい.超音波ガイド下の経皮的腹腔内膿瘍ドレナージは安全,低侵襲で,非常に有効な方法である.腸腰筋膿瘍症例もこの方法でドレナージできる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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