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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻13号

2000年12月発行

特集 超音波ガイド下の穿刺手技

経皮経肝胆道ドレナージ

著者: 天野穂高1 高田忠敬1 安田秀喜1 吉田雅博1

所属機関: 1帝京大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1561 - P.1566

文献概要

 経皮経肝胆道ドレナージ(PTCD)は,閉塞性黄疸の診断・治療に不可欠な手技の1つである.最近では術前の一時的な減黄術としてよりも,PTCD経路を用いた各種の胆道ステントの留置や胆道鏡の挿入,また腔内照射などに応用されることが多い.PTCDの方法は超音波ガイド法が一般的となり,より安全に施行できるようになった.一方,胆道内出血やPTCDチューブ逸脱などの合併症の可能性は依然としてあり,またチューブの留置部位が不適切なPTCDによりその後の治療が困難となる場合もある.PTCDについて精通することが重要であるが,PTCDの手技の実際と留意点,また合併症の対策について述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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