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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻13号

2000年12月発行

特集 超音波ガイド下の穿刺手技

急性胆嚢炎に対する経皮経肝胆嚢ドレナージ

著者: 吉田孝司1 中島正暢1 正木忠彦1 森俊幸1 杉山政則1 跡見裕1

所属機関: 1杏林大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1567 - P.1570

文献概要

 急性胆嚢炎に対する非観血的ドレナージ術としての経皮経肝胆嚢ドレナージ術(PTGBD)は超音波ガイド下で施行され,胆道内圧の上昇をきたさず比較的安全に施行できる.また現在,胆嚢疾患に対する標準術式としてlaparoscopic cholecystectomy(Lap-C)が定着しつつある.急性胆嚢炎に対してのLap-Cの施行時期についてはまだ議論があるが,発症早期にPTGBDを積極的に挿入することの利点は少なくないと考える.ドレナージをより安全に施行するには,術前後の十分な管理と手技の習熟が必要とされ,また術中,術後の合併症に対し適切な対応が要求される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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