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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻13号

2000年12月発行

文献概要

特集 超音波ガイド下の穿刺手技

EUSガイド下消化管穿刺

著者: 神津照雄1 菱川悦男1 鈴木康夫1 中尾圭太郎1 宮崎信一2 落合武徳2

所属機関: 1千葉大学医学部光学医療診療部 2千葉大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1571 - P.1574

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 現在では目的病巣のEUSガイド下の穿刺吸引細胞診断は容易になったが,この領域に求められるのは治療の分野である.その分野としてはすでに,①膵仮性嚢胞の吸引,②難治性腹痛に対する腹腔神経叢へのブロックが確立されている.今後の展開として,③転移リンパ節に対する高周波ラジオ波によるablation,④体表超音波穿刺が普及したようにリンパ節に対する制癌剤を含めたエタノール局注など種々の薬剤の局注の展開が期待される.そのためには血管を避け,確実に目的病巣に穿刺できる技術習得が不可欠である.本稿では消化管疾患における機器の開発過程および実際の手技について解説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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