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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻13号

2000年12月発行

特集 超音波ガイド下の穿刺手技

膵疾患に対するEUS下穿刺

著者: 中澤三郎1 高島東伸1 服部外志之1 乾和郎2 芳野純治2

所属機関: 1山下病院消化器科 2藤田保健衛生大学第二教育病院内科

ページ範囲:P.1575 - P.1578

文献概要

 近年,欧米を中心にEUS下穿刺細胞診(EUS-FNA)が注目されている.リンパ節転移の有無により治療法が大きく変わる欧米では特に有用とされている.また,膵癌や慢性膵炎に対する疼痛対策として腹腔神経ブロックをEUS下に行うことも試みられている.さらにこの手技を応用してEUS下膵嚢胞ドレナージ術もさかんに行われている.EUS下穿刺は病変までの穿刺ルートを確認して行えば安全に行うことができる.本邦においても少しずつ広まってきているが,適応を十分に考慮して行っていくことが望まれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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