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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻13号

2000年12月発行

臨床報告・1

CTにて診断しえた魚骨の横行結腸穿通による腹腔内腫瘤の1例

著者: 小林広典1 杉原重哲1 生田義明1 金子隆幸1 江上哲弘1

所属機関: 1社会保険下関厚生病院外科

ページ範囲:P.1621 - P.1623

文献概要

はじめに
 誤嚥された魚骨のほとんどは消化管を損傷することなく自然排出されるが,稀に穿孔・穿通を起こし,腹腔内膿瘍や慢性炎症性肉芽腫を形成することがある1〜8).しかもたとえ損傷を起こしても特異的な症状もなく,その多くは術前に診断できずに緊急手術となることが多い.最近,腹部CT検査にて確認できた魚骨による消化管穿通の1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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