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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻2号

2000年02月発行

文献概要

特集 イレウス診療のupdate 診断

イレウスのCT診断

著者: 磯本浩晴1 林克実1 貝原淳1 松本敦1 荒木靖三1 淡河喜雄2

所属機関: 1久留米大学医療センター外科 2久留米大学医療センター放射線科

ページ範囲:P.163 - P.168

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 イレウスは日常診療下でよく遭遇する疾患の1つである.近年の画像診断法(CT,US,MRI)の進歩によりイレウスの診断における画像診断が重要な地位を占めるようになってきている.とりわけCT検査法は再現性,客観性に優れ,イレウスの原因検索に不可欠な方法になっている.イレウスの診断においては初期診断が重要であり,しかも絞扼性イレウスを見逃さないことが肝要である.そのためには腸管壁の状態,腸間膜のうっ血や出血,あるいは腸管係蹄の遠位と近位側が閉塞して生じるclosed loop obstructionの所見,腹腔内貯留物などの重要な所見を丹念に読影することが大切である.本稿ではこれらの所見を自験例を交えて考察した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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