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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻2号

2000年02月発行

文献概要

特集 イレウス診療のupdate 診断

イレウスが絞扼性かどうかの診断

著者: 冲永功太1 安達実樹1 坂川公一1

所属機関: 1帝京大学医学部第2外科

ページ範囲:P.179 - P.183

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 絞扼性イレウスの診断は臨床所見,血液検査所見,超音波検査,およびCT検査所見を総合して判断されるが,決め手となる診断法はない.特に腸管の壊死に陥る前の早期診断は困難であるが,腹膜刺激症状,血液検査でacidosis,超音波検査で腹水貯留,腸管内容の移動性の変化,腸間膜の変化など,またCT検査で腹水,腸間膜の変化,腸管壁の変化など,各検査で少しでも疑わせる所見がある場合には,積極的な治療の開始が重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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