文献詳細
特集 イレウス診療のupdate
診断
文献概要
絞扼性イレウスの診断は臨床所見,血液検査所見,超音波検査,およびCT検査所見を総合して判断されるが,決め手となる診断法はない.特に腸管の壊死に陥る前の早期診断は困難であるが,腹膜刺激症状,血液検査でacidosis,超音波検査で腹水貯留,腸管内容の移動性の変化,腸間膜の変化など,またCT検査で腹水,腸間膜の変化,腸管壁の変化など,各検査で少しでも疑わせる所見がある場合には,積極的な治療の開始が重要である.
掲載誌情報