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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻2号

2000年02月発行

目で見る外科標準術式・2

左開胸開腹下部食道噴門切除・胸腔内胃管再建術

著者: 藤田博正1 末吉晋1 山名秀明1 白水和雄1

所属機関: 1久留米大学医学部外科

ページ範囲:P.231 - P.240

文献概要

はじめに
 胸部食道癌の標準手術は右開胸開腹食道亜全摘・胃管による食道再建術である.一方,①下部食道の表在癌で上縦隔転移の可能性が少ない症例,②下行大動脈,左肺,横隔膜などへの浸潤が予想される症例,③胃に浸潤する下部食道噴門癌あるいは胃壁内転移を有する症例,④小彎から左胃動脈や腹腔動脈の周囲にかけてリンパ節転移が一塊となっている症例では,左開胸開腹下部食道噴門切除・胸腔内食道胃管吻合術が適応となる場合がある.ここでは筆者らが行っている標準的な術式とともにその変法を紹介する.なお,この手術で郭清されるリンパ節を図1に示す1,2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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