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文献概要
私の工夫—手術・処置・手順
直腸切断術における右寄りの皮膚切開
著者: 安達洋祐1 北野正剛1 藤川由美子2
所属機関: 1大分医科大学第1外科 2大分医科大学附属病院看護部
ページ範囲:P.353 - P.353
文献購入ページに移動そこで私たちは,下腹部の右側に寄った斜めの皮膚切開を行い,切開創がストーマ造設部位から,十分に離れるよう工夫している.すなわち,臍の右で約2〜3cmの部位から,恥骨上縁の正中に向かって,弧状もしくはまっすぐの皮膚切開を行う.皮下脂肪を斜めに切り込み,腹直筋前鞘の正中にいたり,開腹は通常通り下腹部の正中で行う.したがって,以降の手術操作や術野の展開には全く影響しない.閉腹は通常通りに行い,皮膚の縫合糸の結び目は,ストーマと反対の右側になるようにする.
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