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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻3号

2000年03月発行

臨床報告・1

潜在性に経過し動静脈瘻を形成した破裂性感染性腸骨動脈瘤の1例

著者: 長谷川毅1 宮本康二1 佐藤裕英1 清水明1 瀬戸口誠1 嘉村正徳2

所属機関: 1松波総合病院外科 2松波総合病院内科

ページ範囲:P.385 - P.389

文献概要

はじめに
 腹部大動脈瘤はしばしば破裂し予後不良となるが,時に破裂部が小さく周囲組織に被包され,数週ないし数か月以上にわたり無症状で経過し,腹部CT検査などで偶然発見される場合があり,最近このような潜在性破裂例が注目されている1).筆者らは比較的稀な感染性腸骨動脈瘤で,1か月余の経過中に再破裂し,動静脈瘻を形成し治療に難渋した例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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