icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻4号

2000年04月発行

特集 各種ステント治療のノウハウ

上部消化管病変に対するステント利用

著者: 村田洋子1 林一彦1 小田和理恵1 中村英美1 中村努1 江口礼紀1 井手博子1 鈴木茂1 高崎健1

所属機関: 1東京女子医科大学消化器病センター

ページ範囲:P.415 - P.420

文献概要

 上部消化管におけるステントの適応は器材の改良により拡大している.現在,主に使用されている金属性ステントは形状記憶合金のニチノールが使用され,ステント内腫瘍増殖を予防するためにシリコンなどで被覆されている.これらは専用のdelivery deviceによって目的とする部位でリリースする.挿入は透視下で行う.効果の判定は嚥下障害の改善度にて行い,挿入後改善が得られている.合併症は本邦では出血,誤嚥による肺炎があり,軽症として胸痛が多かったが,欧米ではステントの変位などで,胸痛は少ない傾向であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら