icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻4号

2000年04月発行

特集 各種ステント治療のノウハウ

大腸狭窄に対するステント治療

著者: 長谷川博俊1 渡邊昌彦1 北島政樹1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部外科

ページ範囲:P.429 - P.433

文献概要

 大腸狭窄に対するステント治療の手技と適応,問題点について概説する.大腸は屈曲しているため,食道に比べてガイドワイヤーの挿入が難しい場合がある.しかし,患者の体位変換や助手による腹部の圧迫で挿入が容易になる.最も良い適応は悪性腫瘍による大腸狭窄で,遠隔転移などにより治癒切除不能,あるいは高齢その他のハイリスクなため姑息的手術として人工肛門造設が必要な症例である.切除可能な閉塞性左側大腸癌に対しても適応だが,経肛門的減圧チューブよりコストがかかるのが欠点である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら