icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻4号

2000年04月発行

特集 各種ステント治療のノウハウ

胆道系疾患に対するステント利用

著者: 徳原真1 阿部展次1 杉山政則1 跡見裕1

所属機関: 1杏林大学医学部第1外科

ページ範囲:P.435 - P.440

文献概要

 胆道用ステントは現在,手術不能な悪性胆道狭窄の胆道内瘻化に広く使用され,患者のQOLの改善に寄与している.胆道用ステントは従来からのtube stentと金属製のexpandable metallicstent(EMS)に大別される.Tube stentは抜去,交換が可能で,良性胆管狭窄や胆管損傷など一時的な内瘻化が必要な場合や,予後が不良で長期開存性が問われない膵癌などに対して良い適応となる.EMSはその様々な有用性から,悪性胆道狭窄の内瘻化の主流となっている.EMSは各種市販され,その材質,形状,柔軟性などによりそれぞれ特徴を有している.ステントの挿入,留置はステントの特徴をよく把握し,個々の症例に合ったステント,留置経路を選択することが重要と思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら