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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻4号

2000年04月発行

目で見る外科標準術式・4

食道亜全摘結腸再建

著者: 井垣弘康1 日月裕司1 加藤抱一1

所属機関: 1国立がんセンター中央病院外科

ページ範囲:P.463 - P.469

文献概要

適応と選択
 食道癌切除後の再建臓器に第一選択となる胃を用いることができない場合,通常,結腸が用いられる.結腸による再建では中結腸動脈を血管茎とした右側結腸と,左結腸動脈を血管茎とし横行結腸を中心とした左側結腸が用いられる.後に述べるような理由で,今日筆者らは左側結腸を用いることを第一選択としている.再建経路は原則的には胸壁前経路を選択しているが,胸骨後経路も再建経路として選択することがある.後縦隔経路は食道亜全摘の場合,縫合不全になった時,縦隔炎,膿胸への進展が危惧され,通常選択していない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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