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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻4号

2000年04月発行

文献概要

臨床報告・1

下血を主訴とした腹腔内異物肉芽腫の1例

著者: 水谷聡1 山本聖一郎1 固武健二郎1 月岡健雄2 北郷実1 尾形佳郎1 小山靖夫1

所属機関: 1栃木県立がんセンター外科 2栃木県立がんセンター画像診断部

ページ範囲:P.497 - P.499

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はじめに
 開腹術後の異物肉芽腫は縫合糸,ガーゼ,タオルなど種々の異物により惹起される慢性炎症性疾患である.腹痛,発熱を初発症状とするものが多く,下血で発症することはきわめて稀である1).今回筆者らは下血を契機に発見された腹腔内遺残ガーゼによる異物肉芽腫の1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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