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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻5号

2000年05月発行

特集 輸液:その組成・アクセス・管理

病態に応じた輸液—(4)高カリウム血症の場合

著者: 橋口陽二郎1 望月英隆1

所属機関: 1防衛医科大学校第1外科

ページ範囲:P.581 - P.583

文献概要

はじめに
 電解質異常の患者を診療するにあたっては,問診と診察,検査によりその異常が惹起された病態を把握する必要がある.体内では複雑な機序が働いて臨床症状を呈しているのであるから,異常値そのものを治療の唯一の目標とするべきではない.消化器手術の術後管理のように,経口摂取が不能なうえに,手術侵襲,術後合併症,併存症などにより調節機能が低下している患者を対象とする場合には,不適切な輸液管理が電解質異常の原因となることが多いことに注意する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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