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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻5号

2000年05月発行

文献概要

外科医に必要な泌尿器科common diseaseの知識・10

性行為感染症

著者: 小田島邦男1

所属機関: 1防衛医科大学校泌尿器科

ページ範囲:P.622 - P.623

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 性行為感染症には性病予防法の対象となっている梅毒,淋病,軟性下疳,鼠径リンパ肉芽腫症のいわゆる性病に加え,性行為で感染する可能性のある陰部ヘルペス,腟カンジダ症,トリコモナス症,非淋菌性尿道炎,クラミジア感染症,B型肝炎,AIDSなどが含まれる.このなかで泌尿器科が扱う性行為感染症のほとんどが男性の尿道炎である.以前にはその多くは淋菌性尿道炎であったが,1970年代をピークにその割合は徐々に低下し,現在ではクラミジアを中心とした非淋菌性尿道炎が半数以上を占めるようになっている.
 ここでは,淋菌性尿道炎とクラミジア性尿道炎についてその臨床所見,診断と治療をまとめてみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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