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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻7号

2000年07月発行

文献概要

特集 抗菌薬ベストチョイス—その理論と実際

外科感染症の診断—細菌感染症,深在性真菌感染症

著者: 山崎洋次1 畝村泰樹1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学外科学講座第1

ページ範囲:P.815 - P.820

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 外科感染症の診断は詳細な病歴聴取による患者背景の把握,発熱をはじめとする感染症状の観察,ていねいかつ漏れのない全身の身体検査がまず第1である.いったん感染が疑われた際には,血液・生化学検査,画像診断を駆使して感染巣を診断し,培養による起炎菌の同定を速やかに行う必要がある.血液培養の結果,その得られた菌種によって感染源を推定することは重要である.Compromised patientでは典型的な感染の症状を示さず,重症化するので注意しなければならない.カンジダ血症の死亡率は高く,早期診断が肝要である.深在性真菌症においても血液培養が重要で,各種の血清学的診断法は補助的手段である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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