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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻7号

2000年07月発行

特集 抗菌薬ベストチョイス—その理論と実際

術後感染発症阻止薬の選択理論と実際

肝胆膵手術

著者: 内山和久1 谷村弘1 瀧藤克也1 中谷佳弘1 山添真志1 川井学1

所属機関: 1和歌山県立医科大学第2外科

ページ範囲:P.841 - P.846

文献概要

 肝胆膵外科における「術後感染発症阻止薬」は,術中高頻度に検出されるグラム陰性桿菌を推定してセフェム系薬を第一選択とし,麻酔導入とともに静脈内投与を開始する.術後投与期間は5日間以内とし,術後4日目に感染症の発症の有無を判断する.発熱,CRP上昇,白血球増多など感染症が疑われれば,先に投与した感染発症阻止抗菌薬が無効なEnterococcus,PseudomonasやMRSAを想定して,それらに抗菌力を有する「術後感染治療薬」に変更する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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