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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻7号

2000年07月発行

外科医に必要な眼科common diseaseの知識・2

眼外傷(Ⅱ)

著者: 稲田紀子1

所属機関: 1日本大学医学部眼科

ページ範囲:P.892 - P.894

文献概要

穿孔性眼外傷
 1.疾患の概念
 穿孔性眼外傷は鈍的外傷に伴う眼球破裂と鉄片の飛入や針金,刃物などによる穿通性外傷に分けられる.予後は角膜,強膜の穿孔部位から眼内の障害がどこまで及んでいるかによって左右される.水晶体に損傷があれば白内障となり,脈絡膜や網膜に達すれば脈絡膜破裂や網膜剥離などの重篤な合併症を引き起こす.また,眼内に異物が残存している場合には感染症を併発する危険性が高く,早急な除去手術が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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