文献詳細
外科医に必要な眼科common diseaseの知識・2
文献概要
穿孔性眼外傷
1.疾患の概念
穿孔性眼外傷は鈍的外傷に伴う眼球破裂と鉄片の飛入や針金,刃物などによる穿通性外傷に分けられる.予後は角膜,強膜の穿孔部位から眼内の障害がどこまで及んでいるかによって左右される.水晶体に損傷があれば白内障となり,脈絡膜や網膜に達すれば脈絡膜破裂や網膜剥離などの重篤な合併症を引き起こす.また,眼内に異物が残存している場合には感染症を併発する危険性が高く,早急な除去手術が必要である.
1.疾患の概念
穿孔性眼外傷は鈍的外傷に伴う眼球破裂と鉄片の飛入や針金,刃物などによる穿通性外傷に分けられる.予後は角膜,強膜の穿孔部位から眼内の障害がどこまで及んでいるかによって左右される.水晶体に損傷があれば白内障となり,脈絡膜や網膜に達すれば脈絡膜破裂や網膜剥離などの重篤な合併症を引き起こす.また,眼内に異物が残存している場合には感染症を併発する危険性が高く,早急な除去手術が必要である.
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