文献詳細
臨床報告・1
画像診断により術前に診断し得た虫垂腫瘍の2切除例
著者: 馬場秀文15 鈴木文雄1 三浦弘志2 笹井伸哉3 杉浦功一4
所属機関: 1国家公務員共済組合連合会立川病院外科 2国家公務員共済組合連合会立川病院放射線科 3国家公務員共済組合連合会立川病院病理科 4日野市立総合病院外科 5現:日野市立総合病院
ページ範囲:P.899 - P.904
文献概要
原発性虫垂腫瘍は比較的まれな疾患であるが,画像診断の進歩により報告例が散見されるようになってきた1〜3).一方,急性虫垂炎の症状で虫垂切除が施行され,術中あるいは術後に初めて虫垂腫瘍が診断されることも多いと考える.
今回われわれは,右下腹部痛・右下腹部腫瘤として来院し,腹部CT検査が術式決定に有効であった虫垂腫瘍の2切除例を経験したので報告する.
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