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文献詳細

雑誌文献

臨床外科55巻7号

2000年07月発行

臨床報告・1

門脈肝静脈短絡症を伴った肝内門脈瘤の1手術例

著者: 石川忠則1 堀見忠司1 岡林孝弘1 森直樹1 長田裕典1 西岡豊1

所属機関: 1高知県立中央病院外科

ページ範囲:P.905 - P.908

文献概要

はじめに
 門脈大循環系短絡の形態は,肝外性門脈副血行路がほとんどであり1),肝内門脈瘤を介する門脈肝静脈短絡症の報告はまれである.一般に本症は,門脈肝静脈の短絡による高アンモニア血症で肝性脳症を呈するが,このたび著明な全身浮腫と貧血,そして異常行動,異常発言などの神経症状を呈した本症に遭遇し,これに対して肝切除術を行った症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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