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臨床報告・1
内視鏡下生検にて診断しえたS状結腸子宮内膜症の1例
著者: 井上康一1 田島隆行1 谷口正美1 高誠勉1 佐藤哲也1 杉田輝地1 安達英夫2
所属機関: 1山近記念総合病院外科 2山近記念総合病院産婦人科
ページ範囲:P.919 - P.922
文献購入ページに移動腸管子宮内膜症は外性子宮内膜症の10〜12%1,2)にみられる比較的まれな疾患で,病変は漿膜・固有筋層が主体のため内視鏡下生検による術前診断率は5.9〜9%3,4)と低い.
今回われわれは,S状結腸に発生した子宮内膜症で,術前に内視鏡下生検により診断が可能であった1例を経験したので報告する.
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