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特集 肛門疾患診療の実際とコツ
文献概要
内痔核の薬物による保存的治療の目標は痔核の出血,疼痛,違和感などの症状を軽減させる対症療法であり,自覚症状が改善されたところで投薬の漸減,中止を考える.痔核の症状を悪化させる要素は便秘や下痢などの排便習慣や食事,アルコールなど嗜好品,仕事,日常生活の中に様々あり,再燃を避けるためにも痔核の病態,症状などについて十分に説明した上で生活指導を行う.
しかし頻回に症状を繰り返す時には手術治療を含めた他の方法を考慮し,漫然と治療を続けることがあってはならない.
しかし頻回に症状を繰り返す時には手術治療を含めた他の方法を考慮し,漫然と治療を続けることがあってはならない.
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